一時帰国

リアルDASH村「あの村」に泊まってみた

先日別の記事で書きましたが
私、サバイバル生活をする
ドキュメンタリー番組を観るのが大好きです。

もともと人間は電気や電子機器がない生活をしていた訳で、部族によってはまだそういう生活をしている人達もいます。

サバイバル能力があれば震災があっても困ることなく生きていけるし、本来の人間の生きる力を取り戻したい。という謎の願望が私のどこかにありますw

 

ただ、一人でいきなりサバイバルは難しそうだし…とそんな時にインターネットで見つけたのが

「あの村」という村。

私のやりたい事にぴったりで衝撃でした。

そんな、あの村に実際に滞在してみたので紹介したいと思います!

あの村ってどんな村?

堀元見さんという20代の若者が作った(若っ!)千葉県の消滅集落に作った村。

クラウドファンディングで150万円を集めて作ったそうです。(すごっ!)

 

途中から道なき道を車で進まないといけない、なかなかな場所にあります。

なんでも村民が自ら村を作っていくリアルDASH村的な村らしいです。

あの村のHPはこちら

毎月お金を払えばそこに滞在も出来るし、自分の好きなものも作れるし、家づくりやツリーハウスのワークショップまであるではないですか!!

 

めちゃめちゃ面白い発想!

最近の若者は…って言う人いっぱいいるけどさ、若者すごいよ!こんな面白いこと思いついて行動力のある若者もいるんだよ。日本の誇りですね!

 

露天風呂を作りたくて費用の支援を募っていた

あの村を知りつつもハワイに住んでいた私は、行く機会がなく、ただ存在を知っているだけでした。

そんな時に村長の堀元さんが「露天風呂を作りたい」とクラウドファンディングで資金を募っているのをネット上で発見。

今までは遠くから眺めていただけの私ですが、温泉作って欲しい!と7,000円を支援し、代わりに1日滞在権と露天風呂入浴権を頂きました。

その後無事露天風呂を作る資金を調達し、露天風呂は完成していました。

 

あの村へ向かう

2018年6月、一時帰国で9日ほど東京に滞在する機会があったので、1泊あの村に滞在する事にしました♪

あの村に1晩滞在して、翌日そのまま飛行機に乗ってハワイに帰宅するというスケジュールだったので、大きな20kg(中身のほとんどお菓子w)のスーツケースと共に出発。

ホテルのある新大久保駅はエレベーターもエスカレーターもないので、重たいスーツケースをヒーヒー言いながら階段を登っていたら、後ろから女性がスっと無言で手伝ってくれました!

かっこいいー!優しいー!素敵ー!

全力でお礼を伝えときました。素敵な女性だったなぁ…

 

話は戻り、いよいよ電車に乗ってあの村へ。

あの村は東京都の横の千葉県にあるので、近いだろう。とたかをくくってましたが3時間ほどかかりましたw

でも電車から見える景色がどんどん緑豊かになって、更には海まで見えてきて最高な景色で窓にかじりついて見ました。

ようやくあの村の最寄り駅の保田(ほた)駅に到着。

ここで待ち構えていたのは…どーん!!!

でたー!階段地獄ー!!

階段多すぎて休憩しながらなんとか20kgのスーツケースと共に登り終えました。

ちなみに駅員さんは一人しかいないので荷物運びを手伝うことはできないそうです。泣けるw

 

駅に村長の堀元さんが迎えにきてくれていたので堀元さんの軽トラに乗ってスーパーに寄って食べ物を調達し、あの村へGo!

車内の中では面白い人や経験を色々教えてくれてとても楽しかったです。

今思うとホームレス小谷さんのトークに似たものを感じます。

たくさんの経験と知識があるからこそのトークだなぁ。

 

あの村へ到着

最後の数百メートルは道なき道を進んであの村に到着!

ざっくり分けると

村長が住んでいる小屋のあるエリア
キッチンがあるリビング的なエリア
テントエリア
ゲストの小屋エリア
ツリーハウスと露天風呂のエリア

がありました。

ツリーハウスと露天風呂エリアの方には川が流れていて、その川の水を使って食器洗いやお風呂に使っていました。

 

やった事

まずは火起こし

 

お昼ご飯を食べる為に火起こしを教えてもらいました。

着火剤や炭を使った火起こししか、した事がなかった私。

 

ライターは使いましたが、その他は村に落ちている竹を使って火をおこしました。

まず枯れたもろい竹を拾い集め、その竹についている細い枝を燃やします。

そして火が点いたら大きな竹を足でバリバリ踏んで割って、燃料として投下!

竹ってよく燃えるので驚きました。

すぐ燃え尽きてしまうという難点もありますが、コーヒーを飲むお湯を沸かしたり、ちょっと料理するくらいだったら十分出来ます。

・とりあえず火が消えたと思ったらふーふーって息を吹きかけまくる事!
・空気がよく通るように枝や竹を置く事。

の2点がポイントな気がしました。

薪割り

人生で一度もした事がなかったのでワクワク♪

斧は結構重いし、意外と薪(というか丸太)は割れにくく結構体力消耗しましたが、コツを掴むとどんどん割れるようになってきて楽しかったです。

とりあえず手ではなくて腰に力を入れる事がポイントですね!

ニワトリにエサをあげる

ニワトリ小屋の中にいる3羽のニワトリ。

めちゃめちゃ可愛かったです。

ニワトリがエサを食べている間は眺めたり、触ってみたり。ふわふわでした♡

ツリーハウスに登る

まだ作り途中だそうですが、ツリーハウスもワークショップで手作りで作ったそうです。

登ってみると意外と高かったです。

ツリーハウスに泊まるのとか夢だなぁ。

お風呂を炊いてお風呂に入る

露天風呂に入りたい!

という事でお風呂のお湯を沸かすことに。

お湯となる水は川の水。

さて、お風呂釜いっぱいのお湯を沸かすほどに火を炊かなければいけません!

が、なんか湿気ですぐ火が消えちゃう…

 

ちょっと気を抜くと瞬足で火が消えてしまう。

2時間死ぬきで火を灯し続けた結果燃料の竹が底をつき、火が消えてしまいました。

そしてお湯を恐る恐る触ってみると全然水だし!Σ(・ω・;)

 

2時間も必死に火を起こしてたのに水のままって…涙

ちくしょう!と竹を拾いに行き、もう一度火を起こそうとしましがた今度はライターが燃料切れ。

トボトボと村長の元に戻ると村長がお風呂のお湯を炊いてくれることになりました。

ご飯を作る

お風呂を沸かす代わりにやったのはご飯を作ること!

ご飯を炊いておかずを作る為にはまた火を起こさないといけないのですがw

料理する所は川から遠く、湿っていないのでまだ火は保ちやすかったです。

 

ご飯を飯ごう炊飯で炊来ました。

お米の量は適当、水はご飯の上に縦に人差し指を置いて、第一間接の所にくるまで入れました。

炊く時間は30分ほど。蒸気が出てこなくなったら炊けているってことだそうですが、怖いのでちょこちょこ開けて確認しちゃいましたw

生姜焼きを作る。

買っておいた豚肉と玉ねぎと生姜焼きの素を混ぜて焼いただけですが、この生姜焼きの素がちゃんと本物の生姜の味で、めちゃめちゃ美味しかったです!

↓これこれ


エバラ食品 生姜焼のたれ 230g

 

あー。これハワイでも売ってたら良いのに…

料理終わった頃には「もうしばらく火起こししたくない…」という気持ちになります 笑

トータル何時間火を見てたでしょう。

昔の人はリアルに水と食べ物を調達するだけで1日が終わってたんだろうな…って超実感です。

生きる為に生きていた。って感じですね。

そんなこんなで村長さんがお風呂を炊いてくれました!まじでお手間かけました!ありがとうございました 涙

露天風呂に入る

電気はないので真っ暗な中懐中電灯を持ちながらお風呂まで行きました。

もちろんお風呂も真っ暗なので懐中電灯をビニール袋に入れて、ヒモにぶら下げてお風呂に入りました。

 

あの野生的な環境で入るお風呂はやっぱり別格!

真っ暗で全く景色は見えてかったけどすごく気持ちよかったなー!

シャンプーとか持ってなかったし、持ってても川に洗剤流したくないのでただお湯に浸かっただけですが、それでもすごくさっぱりしたし身体も休まりました。

トイレ

土に穴を掘り、そこに便器を置いてテントっぽいもので被せたトイレがありました。

が、そこまで行くのも面倒だし、真っ暗だし、誰もいないし、自然の中なのでほとんど野ションしてましたwww

ティッシュは使わず水で洗うフィリピンスタイル。エコでしょ♡

 

テントで眠る

ネイティブ・アメリカン(インディアン)が使っているらしいテントの中にマットと寝袋をひいてもらいそこで就寝。

竹が風で揺れてバシバシ鳴ってるし、誰も近くにいない真っ暗な中一人だったけど不思議と怖くなかったな。

 

これがアメリカだったら、万が一 ドラッグしてる人とかホームレスの人や強盗が来たら…とか思って怖かったかも。

日本だし、何もないだろ。って安心感はありました。

疲れていたし、死んだようにぐっすり眠りました。

 

翌日

朝が明けましたが、めちゃめちゃ疲れていたらしく、ちょっとお片づけして、出発直前まで寝てましたw

堀元さんに車で駅まで送ってもらい無事駅に到着。

駅のホームまでクソ重たいスーツケースを運んで頂きました。ありがたやありがたや…

 

あの村は売却される

実はこの「あの村」7月中旬まで今まで通りの運営ですが、その後は売却されることになったそうです。

詳しくは掘元さんのブログに書かれています→あの村を辞めることにした経緯

 

最近仕事でちょっとだけ土地や建物の管理をすることがあるのですが、維持するだけですごい手間がかかると身にしみていた所でした。

あの村に行き、あんな自然だらけじゃどんどん草や竹は伸びるし、メンテナンスだけでどれだけ大変なことか 汗 

と思いましたが、それに加えて雨が降ると道もなくなってしまいトン単位の砂利をひいたりもしたそうです。

想像以上の苦労です。

 

それに加えて火起こししたり、お客さんの対応してたらどれだけ大変か…1泊しただけでそう思いました。

辞める理由はもちろんいろいろあって、いろいろ積み重なっての事ですが、敢えて簡潔に言うなら、

いろんなことに時間が割かれ大変な割に、生まれるコンテンツ量が少なかったことと、飽きたこと。だそうです。

なんとも正直なお方で潔いです。

そして早々に売却先も決定したそうで、それがなんと

有名起業家の家入一真のさん。

ツイートであの村をどうしたいかを呟いてました。

タイニーハウスはめちゃくちゃ興味あるのでまた新しくなったあの村に行ってみたいです♪

 

堀元さんの今後何をしたいかというお話も聞きましたが、それはそれはまた面白い企画でした。

面白い人は面白い事をやり続けるんだなぁ。

ハワイのハワイ島にも自給自足するヒッピーコミュニティがあるそうなので、1度行ってみたいです。

色んな体験をして少しづつサバイバルスキルあげたいですw

 

あったら良かったなと思ったもの


RuiPu モバイルバッテリー ソーラーチャージ 24000mah超大容量 急速充電器 QuickCharge iPhone / Android 電源充電可 3USB出力ポート 二個LEDランプ搭載 太陽光で充電でき ACアダプター付属(Red)

4000mahのモバイルバッテリーを持って行きましたが、それでは2日分の充電には足りませんでした。

これくらい大容量で、しかもソーラーパネルで充電できると心強いですね。

あと、夏とは言え、夜は冷えるので上着があると良いと思います。

あの村が今後どんな風になっていくのかが楽しみです!

ABOUT ME
Megumi
アメリカ人夫と、2000年生まれの息子とハワイに住んでいます。カレッジ行ったりコワーキングスペースで作業したり、ビーチでダラダラする毎日。ジムで筋トレするのも好きです。 2019年から気分で世界の色んな国を移動しながら住むデジタルノマドや、車で移動しながら生活するバンライフ生活をしていきたいと思います。