大阪に住んでるお友達にマレーシア人のお友達たちがいます。
その名も「チームマレーシア」(勝手に私がそう言ってるだけw)
チームマレーシアの人達は何故か日本語がネイティブレベルで、それでいて他にも何言語も話せるのです。
しかもその言語レベルが日常会話レベルとか、ある程度話せます。ってレベルじゃなくて全てが本気のペラペラ。
チームマレーシアの会話は、
最初日本語
↓
いつの間にか英語
↓
中国語(北京語)に変わり
↓
自然に広東語。
と、どんどん変化していきますw
すごいなー!!とずっと思っていましたが、自分が実際外国に住み、言語を習得しようすればするほど彼らがどれだけすごかったのかが身に染みてきました。
そこで!その中でも絶対誰が聞いても日本人にしか聞こえない日本語を話すヤップ君に言語習得、海外に暮らす事についてインタビューしてみました!
目次
ヤップ君の経歴
ヤップ君はマレーシア生まれのマレーシア育ち。
マレーシアでは中華系の私立の学校に通っていました。
そんなヤップ君が高校生の時に、日本に行くきっかけがありました。
ヤップ君のお母さんのお友達のお子さんが日本に留学していて、ヤップ君のお母さんに日本留学の話をよく話していたそうです。
そんなお母さんから日本留学の話を聞き日本留学する事に。
ヤップ君の日本での経歴は
19歳の時に来日
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最初の1年は語学学校に通う
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日本生活2年目から日本の大学に入学
マスコミの勉強をする
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大学を卒業後に大阪のテレビ局にADとして入社、2年で退社
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商社を経て
↓
メーカーで通訳したりアメリカや中国のお客さんの所に行ったりと活躍中
マレーシアの言語教育事情
マレーシアの公用語はマレー語。
多民族国家で中華系の人口も多く中国語を話す人も多いです。
中国語と一口に言っても、住んでるエリア、家庭、教育方針によって北京語、広東語、福建語など話す言語が違うそうです。
また人種問わず英語を話す人も結構います。
家庭環境や通う学校によって話せる言語が変わるそうです。
同じ中華系でも英語の英才教育の学校に行った人は、英語はもちろん話せて広東語も話せるけど全く読み書きはできない。という人もいるそうです。
ヤップ君の日本語のレベル
断言します。ネイティブレベルです。
誰が聞いても日本人だと思うでしょう。(本人はそんな事ないって言いますが、私が勝手に断言しますw)
ヤップ君の日本語は、ただ文法や発音が正しいだけじゃないんです。(いや、それだけでも充分すごいけど)
日本文化もよく分かっているので、そこも含めて日本人と会話しているような錯覚に陥るし、微妙なニュアンスまで日本人のようなのです。
本人も、「ある程度語学をマスターした後は文化をどれだけ理解しているかになってくるよ。日本語の微妙なニュアンスは難しい。」と言っていました。
このヤップ君とのインタビューのやり取りを一部だけ切り取ってみたので、良ければ聞いてみて下さい♪
ここまで日本語を習得した彼の努力…脱帽です!
日本語の習得方法
最初日本に来た時は、全く日本語話せず最初の1年は語学学校に行ったそうです。
語学学校に1年行っても日本語のレベルは意思疎通はできるけどまだまだ。というレベル。ヤップ君はそこからどうやって、ここまでの日本語を習得したのでしょう??
めっちゃ気になりますよね!?
ちゃんと聞いておきましたよ〜!(人゚∀゚*)
日本人と遊ぶようにした
日本語そんなに上手じゃなかったけど、誰も知ってる人おらんし友達作らなあかん!って意識があった。
それで友達になって一緒に旅行に行くほど仲良くなって、その友達とは今でも仲良しだよ。
同じ学科の友達には恵まれて毎年2回とか旅行に行ったなぁ。
日本人でも勇気が要るよ〜汗
あとさ、その時は優しく話してくれても、旅行に行くほど仲良くなるのは難しくない?
カメラとか使ってテレビと同じように撮影して編集してって番組を作るサークルに入ったんだ。そこで色んな活動をして深い友達ができたよ。
しかもその経歴を生かしてその後テレビ局にも就職したし、サークルの影響は大きかったんだね。
ドラマを観てフレーズを丸ごと覚えて使った
だた、ドラマのセリフって実際には言わないような言い回ししたり言葉遣いしたりするじゃん?だから「それ普段は使わないよ」って日本人に言われた事あるけど 笑!!
それでも使えるやつもあるから勉強になるよ。ニュース観たりもしたな。
映画や海外ドラマでも使われる『英語の一言フレーズ』完全50フレーズ(聞き流しリピート練習)
本をたくさん読む
あと大学でテレビ番組を作る勉強をしたんだ。
バラエティとかドキュメンタリー番組作ったりとか、テレビ業界で働く為の勉強をしてて、それがあったからこそ表現力とか伝えることに対して敏感だったかもしれない。
インプットもアウトプットも必須
かと言ってアウトプットばっかりでもインプットしなかったら、同じ言い回しになってそれ以上のバリエーションは増えないし。
インプットとアウトプットを同時にするような環境を自分で作るしかないんだよね。
僕はサークルに入ったりバイトしたのがそれだよね。
今はインプットもアウトプットもやろうと思えばいくらでもできるやん?やるかやらないかは別だけど。スマホやパソコンでできる事がたくさんあるよね。
好きな子、彼女ができた
デートしたら伸びるのは間違いない。1対1で教えてくれるし、
好きな子ができた時に自分の気持ちを伝えたくてすごい頑張るようになった。言葉の壁で分かってもらえへんってのはもどかしいやん?
最初は日本語そんな話せなくても良いや。くらいで思ってたんだよね。
大学卒業したら帰るやろ。くらいだったし。でもやっぱり1番のモチベーションになるよね。
日本語習得で苦労したこと
あとは文化を知ることだよね。
ある程度言葉を習得したらあとはどれだけ文化を理解してるかになってくると思う。
だいたい6~7年したら文化がわかってくるかな。それでもやっぱりよく分からない人っているんだよね。
あと僕は最初東京に住んでたから良かったけど、最初に地方に住んだら方言があるから難しかったと思う。
最後に
周りの外国人を見てて日本語が上達する人と、上達しない人の差ってなんだと思う?
日本人と話してるとしか思えない日本語能力を持つ彼。
話しながら私の方が日本語能力低いわ。と何度も思いました。
それでいて他言語も話せて国際的な視野も広く、お互い他の国に暮らしてる点から似た経験もあり、とにかく話してて面白かったです!
次の日には上海出張だった多忙なヤップ君。忙しいのに時間を作ってくれて、しかもインタビューさせてもらう立場なのにランチをご馳走して頂きました。いい奴過ぎるだろ!!涙 ありがとうございました!!